
2024年秋、当社代表、タンク検査グループマネージャーおよびSIRアナリストが米国を訪問し、全米最大級のコンビニエンス&サービスステーション業界展示会「NACS Show 2024」への参加および、弊社のタンク検査ライセンス元であるTanknology社との技術交流・契約交渉、現地現場視察などを行いました。その様子をレポートいたします。
🔍NACS Show 2024とは?
年に一度開催されるNACS Showは、全米のコンビニ業界を中心とした展示会で、SSとの融合が進む米国らしく、給油設備や関連機器メーカーも多数出展していました。
出展企業例:DOVER(Fairbanks、OPW)、VEEDER-ROOTなど
展示内容:POSレジ、電子看板、飲食系機器、保冷機器など
🤝Tanknology社・D&H United社との交流
Tanknologyブースでは、社長Jonathan Marks氏(2024年1月就任)および国際部門のAるAustin Gilchrist氏、親会社D&H UnitedのTracy Long CEOらと面談。今後の協力体制について意見交換を行いました。
また、他社ブースではタンク内水分抜き取り用のポンプ製品(VEEDER-ROOT社)等、多数視察。技術的な応用の可能性も感じました。
🛠現地SSの点検現場を視察
ラスベガスおよびカリフォルニア州にて、セブンイレブンやChevron等のSSを訪問。各現場では以下のような特徴がありました。
検査方法は日本のような圧力検査は行われておらず、センサー等での検査が一般的でした。
SS全体が点検中はクローズされ、アイランド周辺が注意テープで囲まれていました。
作業員は丁寧で真面目:マンホール内の水をクロスで拭き取るなど細部にもプロらしい気配りがありました。
🏙街中の印象
SSの数は非常に多く、フリーウェイ沿いには大型SSが多数
テスラ車が非常に多く、充電設備も充実
SSは給油と洗車が中心で、整備は別業態。廃油タンクは見かけず
走行しているトラックは、日本の一般的な10t車(箱型タイプ)は少ない
トレーラー型の大型車両が多く走行している印象
ガソリンのみを販売しているSSが多い
軽油の計量機は1機のみ設置されている場合が多い
💼カリフォルニア・オフィスでの業務システム確認
Tanknology社のMark Lindsey氏(副社長)より、気密検査の業務管理システムについて説明を受けました。作業品質や業務効率の面でも、学びの多い時間となりました。

✏️おわりに
今回の出張を通じて、米国の最新設備や検査運用、また現場での作業文化に直接触れることができ、大変貴重な学びとなりました。今後も、現地の知見を活かし、より高度で効率的なサービス提供に努めてまいります。
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